貯金と節約

金融　〜投資について〜

円の預貯金だけでは増やせない今、5年後、10年後に必要なお金なら、期間が長い分投資という方法で、預けたお金にも働いてもらい、少しでも増やしていくことも考えていかなくてはなりませんね。ですが、投資にはリスクがつきもので、元本は保証されませんので注意して取引する必要があります。投資にもたくさんの種類がありますが、代表的なものを上げると株式投資、外貨預金、投資信託があります。

株式投資とは、簡単に説明すると文字どおり株を購入して値上がり益（キャピタルゲイン）で利益を狙うものになります。ただし、購入した株で必ずしも儲けられるものではありません。株価が下がれば損をするし、万が一購入した会社が倒産なんてことになれば株券はただの紙切れになってしまいます。株式投資を行なうにはそれなりにまとまったお金が必要になってきますが、るいとうや株式ミニ投資、ポケット株など小額で購入できるものもあります。

投資信託とは、たくさんの人数から預かった資金をひとつにまとめ、運用の専門家が国内外の債権や株式などへ投資し、運用成果を実績に応じて還元してくれるというものです。投資信託の種類にも色々あり、分配金を定期的に受け取るタイプや元本に組み入れて資産を増やすタイプなどがあります。また期間や収益性などについてもさまざまな種類がありますので、これらを組み合わせて購入することにより、資金計画やライフプランにあわせた運用を行なうことが出来ます。投資信託は、元本の変動リスクはありますが、外貨預金よりも高いリターンが期待できるものもあります。色々なものに分散投資しているため、ひとつが値下がりしても他のものが値上がりすればリスクをカバーすることができます。

外貨預金とは、日本円を米ドルなどの外国通貨に交換して、外貨で預けて利息も外貨で貰えるものになります。外貨預金の金利は、各国の金利市場の動向に応じて決定されるので、現在は円の金利よりも高い通貨が多くなっています。10万円から始められるところもありますので、為替相場によっては差益も期待できるのも魅力となっています。外貨預金はTTSレート（円貨から外貨に替えるレート）とTTBレート（外貨から円貨に替えるレート）に差（例えば米ドルの場合、1米ドルあたり2円）がありますので、外国為替相場に変動がない場合でも、払い戻し時の円貨額が預けた時の円貨額を下回ることがありますので注意して下さい。

このような投資だけでなく、中には投資HOME'Sのようなマションやアパートを取り扱う不動産のものもあります。どれを選ぶにしも、投資にはリスクがつきものになってきます。分散投資や長期投資を心がけることにより、リスクを低くおさえることも期待できますが油断は禁物です。後で大変なリスクを背負うこともあるのが投資ということだけは忘れないで下さいね。このような貯蓄や投資は貯金を増やすために行なうものですが、ではいくら貯めればいいのか。家の購入費や子供の教育費がすめば、最後は自分の老後用の貯蓄になりますよね。ではそんな老後資金について次のページで見ていきましょう。






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